業務用ディフューザーで集中力・生産性が高まる理由
最近では、業務用ディフューザーなどを使用して生産性向上を目指す企業が増えています。「香りの効果で集中力が上がるの?」と疑問に思う人も多いですが、香りの持つ効果にはしっかりとしたメカニズム・裏付けがあります。今回は、業務用ディフューザーにより集中力を高められる理由について詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
香りで集中力が上がるメカニズム
香りがもたらす効果と聞くと、リラックス効果を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、香りには、リラックス効果以外にもさまざまな効果があります。ここでは集中力にフォーカスを当てて、香りで集中力をアップさせるメカニズムについて詳しく解説します。
香りは脳にもっとも届きやすい
嗅覚の神経は脳とつながっているため、香りは五感の中でもっとも脳に届きやすいのが特徴です。人が香りの分子を鼻から吸い込むと、まずは鼻の奥にある「嗅上皮」に届きます。香りの分子は嗅上皮で粘膜へと溶け込んで「嗅小毛」と呼ばれる器官と接続し、ここで電気信号へと変換されて脳へ送られます。電気信号が神経を通って脳に届くと、香りの種類を感じることが可能です。
香りは集中力アップにも効果的
人間の仕組みとして、副交感神経が活発になるとリラックス効果が大きくなります。反対に、交感神経が活発になると集中力が高まります。ラット実験によると、レモンの香りを感じたラットは、前脳の血の巡りの一部が抑制されました。前脳部分は副交感神経にあたるため、リラックス効果の抑制=集中力アップにつながります。
また、従来まではラット実験が中心でしたが、ある刺激が脳に到達した際の反応をチェックできる最新技術として「fMRI」があります。fMRIを使うことで、香りの種類に応じて脳がどのような反応をするか調べることが可能です。
集中力を高める香りの種類
集中力を高める香りは、基本的には交感神経に働きかける・副交感神経を抑制する働きを持つものです。ここでは、集中力を高める香りの種類を5つ紹介します。
イランイラン
イランイランは、やさしく甘い香りが魅力です。不安感や苛つきを緩和して心を落ち着かせ、リラックス感・幸福感などを与えてくれます。テスト前の試験勉強などでストレスや不安、緊張感がある場合には、イランイランの香りでリラックスするのがおすすめです。
ペパーミント
ペパーミントは鼻にスッと抜ける刺激的な香りで頭をスッキリさせてくれます。ペパーミントの香りに関する研究結果として、計算ミスの減少やストレス軽減などの効果を得られることが分かっています。集中力を高めて取り組みたい場合はもちろん、深夜の勉強時間など、眠気を飛ばして頭をスッキリさせたい場合にも向いているでしょう。
️レモングラス
調理用のハーブとしても使われるレモングラスは、インドでは治療のための薬草として古くから使用されてきました。レモングラスの鎮静作用は心の落ち着きにつながりますが、同時に刺激作用もあるため、リラックス感を感じながらも集中力を高めることが可能です。
ローズマリー
ローズマリーもレモングラスと同じく、料理に使われることが多いハーブです。スッキリとリフレッシュできる爽やかな香りで集中力アップを狙えるため、暗記系科目を勉強する際にもおすすめの香りとなります。
グレープフルーツ
グレープフルーツは柑橘特有の爽やかな香りでリフレッシュすることが可能であり、集中を途切れさせずに持続したい人、メリハリをつけて取り組みたい人に向いています。また、香り効果を得るためにアロマやディフューザーを使用するのが初めての場合、どんな香りを選ぶべきか悩んでしまうケースも少なくありません。グレープフルーツであれば誰でも香りを想像できるので、初心者でも手に取りやすい香りであるといえるでしょう。
業務用ディフューザーで生産性を高めよう
香りの力で集中力・生産性を高めて仕事に取り組みたい場合には、業務用ディフューザーを使用するのがおすすめです。業務用ディフューザーは場所を取らないコンパクトなデザインでありながら、90畳もの広さの部屋に対応できるパワフルな運転が魅力となります。
また、数時間ごとに設定できるタイマーやウィークリータイマーなども搭載されているため、簡単操作で香りの効果を得ることが可能です。メンテナンスが簡単なディフューザーを選べば、オイルの補充のみで使用できるのもメリットのひとつです。オフィス内に業務用ディフューザーを設置することで、集中力を高める香りを利用して生産性アップが狙えるでしょう。
まとめ
今回は、業務用ディフューザーを利用して集中力や生産性をアップさせられる理由に加え、集中力を高められる香りの種類5つについて詳しく解説しました。香りは五感の中でも脳に届きやすく、種類によって交感神経・副交感神経に働きかける作用を持ちます。集中力アップには、交感神経の活発化と副交感神経の抑制がポイントとなります。具体的には、イランイランやペパーミント、レモングラス、ローズマリーなどがおすすめです。オフィスで生産性アップを目指して香りを取り入れる場合には、業務用ディフューザーを使用するのもよいでしょう。香りの持つ効果に興味がある人、オフィスに香りによる集中効果を取り入れたい人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。