業務用アロマディフューザーのスペックの比較方法
店舗やオフィスなどでアロマを使いたい場合、家庭用ディフューザーだと効果があまり感じられないこともあります。そんなときには、広い範囲でも香る業務用アロマディフューザーが最適です。今回は、業務用のスペックや、家庭用との違いに選び方などを紹介していきます。一見どれも同じように感じますが、匂いが拡がる範囲や内容などが違います。
業務用アロマディフューザーの主なメリット
アロマディフューザーは家庭内で楽しめるものだと感じますが、実はいろいろな種類があって家庭以外でも使えるパワーが強い業務用アロマディフューザーもあります。近年は、ホテルやクリニック、サロンなどで導入することが増えていてアロマのよい香りは満足度向上や、店舗のブランドイメージアップへとつながります。心地よい香りがすると自然と次も行きたいと思うので、リピート率や売上アップにもよいといえます。
さらに、働いている職員のストレス緩和にも役立って、スタッフと客との会話のきっかけや香りの種類によって消臭や集中力アップなど効果も期待できます。ただ、ここで気になるのは業務用でなくても家庭用では駄目なのかということです。家庭用だと頻繁に掃除が必要だったり、水や精油を入れ替えたりする必要がありますが、業務用は水を使わずに月に1回程度の手入れだけですむ場合がほとんどです。
さらに香りの拡散力に優れ、家庭向けはトイレや居室など狭い空間向けですが、それと比べてオフィスの会議室やホテルのロビーなどスペックの広い空間でも香りが広がります。コストは長い目でみるとコストパフォーマンスに優れている場合もあり、少量販売の精油だと割高になるため、少量の精油を使い続ける家庭用はランニングコストが高くなってしまう可能性があります。
たとえば10mlで1,500円の精油を1カ月に10本以上購入したら15,000円もかかりますが、業務用なら精油の使いたい放題プランを利用して1カ月で3,000~4,000円程度ですみます。
メーカーによってそれぞれスペックが違う
業務用アロマディフューザーのメーカーはいろいろありますが、特徴やスペックも異なっているので選ぶときに要望を満たしているか確認しましょう。たとえば人気のアロマディフューザーの中には定額制の3,800円で精油を好きなだけ使えるプランもあり、香りの拡散力が優れていてメンテナンスも楽、とバランスがよいアイテムもあります。
選ぶときにスペックで確認したいのがオイルの減りで、同じ時間でも減る量が違います。ある商品は24時間で10ml程度減っても、オイルが使い放題なので、減るのを心配したり節約したりしなくても大丈夫です。USBポートでも稼働可能なタイプはさまざまな場所で使えて、本体価格もお手ごろなことが多く購入するときに導入するハードルが低いです。
こういった電源をUSBでとるタイプは個人利用向けのものに多くみられ、かわいいデザインのものも発売されています。たとえば、仕事中などに使いたい人むけに稼働中も静かで、オイルの減りは12時間に15ml程度、精油をエタノールで希釈し芳香させるので香りは弱めなため個人の範囲で楽しめるものがあります。動作音があまりしなければ静かな場所でも使いやすいでしょう。
他にもネブライザー式で水の交換や清掃後の乾燥などのお手入れが不要で、カビが発生する心配もなくメンテナンスが楽なタイプも用意されています。
オイルへ熱を加えずにマイクロミスト化して拡散させる技術を採用し、オイル本来の成分を壊さないのでピュアな香りも楽しめます。頻繁にオイル交換が必要であるタイプだとその分コストもかかりますし、芳香中の音が大きいと静かな場所での利用が難しくなるので、使う環境を考えて選ぶとよいでしょう。
業務用アロマディフューザーを選ぶときのコツ
業務用アロマディフューザーもサイズや仕様がそれぞれ異なり、どの商品を選ぶか迷うところですがいくつかのポイントがあります。芳香範囲は商品で違うため、どんな場面で使うかで選ぶのがコツです。ホテル、サロン、クリニックなど広い場所に対応可能な広範囲タイプから、オフィスのエレベーターホールや会議室など比較的コンパクトな場所で使うものもあります。
導入するときも、業者へ設置工事を依頼し空調へと取り付ける大型のものや、置くだけで可能なお手軽なものまでさまざまです。導入ハードルが高いものを選んでしまい後悔しないように、買う前には導入方法も調べおくとよいでしょう。家庭用だと本体と精油を買ってから、精油がなくなると新しいものを買うことが多いですが、業務用は定額制のシステムがあります。定額制は毎月決まった金額を支払うことで本体を無料でレンタルできて、好きな精油を定期的に届けてもらえたりします。
ただ、注意が必要なのが毎月の料金以外に、初期費用・途中解約すると解約費用が発生することもあるため、事前に料金体系も調べておくことが重要です。メンテナンスは自分でできるのか、それとも業者に依頼する必要があるのかで違ってきます。
業者へ依頼するときは有料か無料か、どの程度のペースでメンテナンスが必要になるかを把握しないといけません。頻繁にお手入れが必要だと、仕事にも支障が出てきますしコストもかかります。
一口に業務用アロマディフューザーといっても、実はいろいろなタイプが用意されています。導入前には商品のスペックや料金プラン、導入後のアフターケアなども確認してみて最適なものを選ぶことが大事です。使う場所、目的などによっても適したものは違ってきます。