業務用アロマディフューザーのメンテナンス方法について解説!
オフィスや店舗の雰囲気って大切だと思いませんか?そこで働く方はもちろんですが、訪れる方にとっても雰囲気は、印象や話しやすさに関わるので大切です。近年、こういった効果を得られる業務用アロマディフューザーを導入するオフィスや店舗が増えてきました。今回は、そのアロマディフューザーのメンテナンス方法について解説します。
そもそも業務用アロマディフューザーにメンテナンスは必須?
業務用アロマディフューザーは、必ずメンテナンスしましょう。購入後にまったくお手入れしない方もいるようですが、そのまま放置しておくと故障やカビ発生の原因を作ります。
■水を使うタイプはカビが発生する
水を使うタイプのアロマディフューザーの場合は、カビの発生が一番の悩みです。しっかりメンテナンスを行っていれば、そう簡単にカビは発生しませんが、メンテナンスを怠っているときや、湿度と温度が高い時期などはカビが発生します。
そもそもカビ発生の条件として一般的にいわれているのは「温度、湿度、栄養」です。つまり、水を使うタイプは、不衛生な状態にしているとすぐにカビが発生してしまうのです。また、アロマディフューザー内でカビが発生すると、そのカビは室内に拡散します。とくに大型のアロマディフューザーは、広範囲に拡散するため、要注意です。
■水なしタイプもメンテナンスは必要
たとえ水を使用しないタイプ(フラスコタイプ)でも、メンテナンスは大切です。もちろん、水を使うアロマディフューザーに比べればカビの危険性は低くなっていますが、他の部分でメンテナンスを必要とします。
水なしタイプでもっとも気を付けたいのは、アロマオイルの取り扱いです。なぜならアロマオイルは、長く使用すると固まってしまう可能性があるからです。アロマオイルが詰まってしまうと、本来の香りを楽しむこともできないうえ、故障する可能性も高くなります。
業務用アロマディフューザーのメンテナンス方法
業務用アロマディフューザーは、正しい方法さえ身に付けてしまえば誰でも簡単に行えます。ただし、前述のとおり、一般的には水を使うタイプとフラスコタイプに分かれるので、それぞれに適したメンテナンスを行うことが大切です。
■一般的なタイプの場合
一般的な水を使うタイプの場合は、最初に水を捨ててからメンテナンスを行います。水をすべて抜き取ったらタンク内を確認、もし汚れているようなときは無水エタノールを使いながら丁寧に汚れを落とします。
しかし、汚れが溜まりやすい部分は掃除しにくいかもしれません。細かいところや金属部分などは、状況により綿棒などを使いながら少しずつ掃除していきましょう。掃除が完了したら最後は乾燥です。水が付着しているとカビが発生するため、完全に乾燥した状態にしてから元に戻してください。
■フラスコタイプの場合
フラスコタイプの場合も、無水エタノールを使用します。掃除するときは、オイルを一旦抜き取り、アロマオイルが固まっていないかを確認します。もし固まっていた場合は、アロマオイルを取り除き、その後に無水エタノールを入れましょう。この状態で電源をONにすれば、固まったアロマオイルが溶けてキレイになるでしょう。ただし、メンテナンスを行う前に正しい方法を確認することをおすすめします。
■メンテナンス方法を必ず確認する
簡単にメンテナンスができるとはいえ、業務用アロマディフューザーは、それぞれメンテナンス方法が異なります。そのため、「以前、アロマディフューザーを使ったことがある」「何となくわかる」といった考えで、メンテナンスを行うのはおすすめできません。
間違った方法でメンテナンスを行うと、カビ発生や故障の原因を作ってしまうので注意が必要です。業務用アロマディフューザーのメンテナンスを行う際は、取扱説明書をよく読み、分からないことがあれば各メーカーに問い合わせましょう。
上手に活用して、心地よい空間づくりを!
業務用アロマディフューザーは、メンテナンスをしっかり行えば心地よい空間が維持できます。複数名で働くオフィス、来客がある店舗、患者さんの通うクリニックなど活躍する場はさまざまです。大切なのは、正しいメンテナンスと適切な機種の選択です。大きさ、タイプなどから設置する場所に適した機種を選び、タイプに合わせたメンテナンスを行いましょう。
もし、メンテナンスに不安を感じる場合は、レンタルも選択肢の一つです。無理に購入するのではなく、レンタルにすれば、購入費用も抑えられるうえ、契約内容によってはメンテナンスも行ってもらえます。アロマディフューザーを扱う業者は、インターネットからも検索できます。レンタルをする際は、価格、メンテナンス、扱う機種などを比較したうえで決めましょう。
業務用アロマディフューザーは、どのような機種やタイプであってもメンテナンスは必須です。メンテナンスを行う際は、機種やタイプに合わせたメンテナンス方法で定期的に行いましょう。もし、メンテナンスが難しいと感じたときはレンタルも選択肢の一つです。居心地のよい空間、訪れる方がまた来たいと思う空間を目指して、導入後のメンテナンスにも力を入れていきましょう。