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業務用アロマディフューザーと加湿器は全くの別物!違いを徹底解説!

公開日:2020/06/15  最終更新日:2023/02/07

アロマディフューザーの購入を考えている人の中には、ミストが噴射されるタイプの購入を考えている人もいるでしょう。このタイプなら、香りが楽しめるだけでなく、加湿もしっかりとできるのではと感じる人も多いです。しかし、本当に代わりになるのかと疑問を感じる人もいるでしょう。ここでは業務用アロマディフューザーとの違いを解説します。

それぞれの効果を知ることで違いも分かる

アロマディフューザーと加湿器との違いを知るためには、それぞれの効果を知るのが良いでしょう。

アロマディフューザーは、精油の香りを部屋中に広げる効果があります。精油には強い香りがありますが、一滴たらしただけでは、その周辺しか香りを感じることができません。しかし、ディフューザーを使うことで香りを拡散することができます。

このディフューザーには、超音波でミストにして香りを拡散させるタイプもあれば、電球やキャンドルの熱で拡散させるタイプ、フィルターに香りを染み込ませてファンで香りを拡散させるタイプもあります。加湿効果が期待できるのは、超音波で拡散させるタイプですが、加湿器と同じ効果は期待できないと考えておきましょう。

加湿器は、部屋の湿度を適切な状態に保つ効果があります。部屋の乾燥を防いでくれるので、インフルエンザ対策にもなりますし、静電気やお肌のケアのために活用する人も多いです。種類もいくつかあり、蒸気を出すスチームタイプ、蒸発させる気化タイプ、超音波やハイブリッドタイプもあります。

ディフューザーでもミストタイプなら十分に加湿器の代わりになるのではと感じる人も多いでしょうが、加湿器と比べると使う水の量が全く違います。アロマディフューザーでは、部屋に水を拡散させる量が大きく異なるため、ミストを噴射している周辺の湿度が高まっても、部屋全体の湿度を高めるほどの効果は期待できません

それぞれの種類や設置場所を紹介

アロマディフューザーでは、精油を使って香りを楽しみます。この精油には、香りによって、集中力を高める、安眠効果、やる気が出るなど、さまざまな効果が期待できます。

しかし、その香りを強く感じるほど、その効果も高まってしまい、逆に悪影響を受けることもあります。そのため、近すぎない場所に設置するのが基本です。

また、ミストを噴射するタイプは、家電製品や木製の家具、窓際は避けるようにします。家電製品の近くで水分を噴射すると故障や火災の原因にもなりますし、木製の家具や窓辺に設置すると、カビや結露の原因になることもあります。

加湿器にも適切な使い方があります。乾燥しやすい冬に使う人は多いですが、この時期は床に近いほど冷気が集まっています。そんな冷気の中に水蒸気を噴射しても、水蒸気が冷えて粒が大きくなるので上手く空気に溶け込まず、結露の原因にもなってしまいます。寒い時期は、床から30㎝以上離して設置することが大切です。

また、部屋全体に循環させるためにも、設置場所は部屋の中心に置きます。窓の近く、換気扇や出入り口などの空気の出入りが激しいところは避けるようにします。サーキュレーターなどを上手く活用すると、部屋全体に循環しやすくなります。

アロマディフューザーメリットデメリット

アロマディフューザーのメリットは何といっても香りで癒されることができる、という点でしょう。現在200種以上のアロマがあり、その日の気分で香りを楽しむことができます。

また大きな水のタンクを必要としないため、サイズが小さく場所をとることがありません。コンパクトなサイズのものが多く卓上で使用できるものもあります。

サイズが小さいということもあり、かわいいデザインのものも多くあります。インテリアとして楽しむこともできるので、アロマを楽しみながらお部屋のアクセントとして使用することもできるのです。

デメリットは加湿機能がないので加湿器として使用することができません。また水蒸気を発生させるので、ミストでアロマディフューザー周辺が濡れる可能性もあります。

設置場所によっては電子機器などの故障の原因になることもあると考えられます。そしてオイルは引火の危険性もあるので火の近くは避けましょう。

アロマディフューザーの中でも、加熱せずに水蒸気を出すタイプのものはメンテナンスをしないとカビが生えてしまいます。1日に1回は水を交換して週に1回は軽く布で拭くなど、衛生的に配慮したお手入れが必要です。

アロマ加湿器のメリットとデメリット

メリット

アロマ加湿器を利用するメリットは、以下の1点です。
・加湿機能を持ちながらアロマを楽しむことができる

アロマ加湿器を利用する最大のメリットは、加湿器とアロマディフューザーの機能を同時に使えるという点です。アロマ加湿器があれば、アロマを楽しみながら加湿が行えます。特に加湿機能は、冬場の乾燥する時期に必須なので、健康にも配慮できるところがメリットです。

また、アロマ加湿器は機能の1体化により、加湿器とディフューザーを別々に置く必要がなくなりました。これにより、余計なスペースを使うことなく機能を楽しめるのもメリットです。

デメリット

一方、アロマ加湿器を利用するデメリットは以下の1点です。
・ディフューザーと比べてアロマの香りが弱い

アロマ加湿器は、蒸気に香りを乗せて室内に拡散させます。部屋を加湿させるにはかなりの水分が必要なため、その分どうしても香りが薄まるのがデメリット。香りをより楽しみたいという方は、アロマ加湿器をおすすめできません。

また、アロマ加湿器は水分を加熱することで蒸気を発生させます。そのため、加熱によってアロマの香りが弱まってしまうのもデメリットです。

アロマ加湿器はどんな人に向いているの

ミストが噴射されるタイプのアロマ加湿器は、水に精油を入れたミストが噴射される商品が多いです。そのため、水によって精油が薄まっているので、香りが薄いと感じる人は多いです。

しかし、この香りが薄いことで、近くに置いても精油の強い影響を受けにくいとも考えられます。近くに置いても良いのであれば、自分の周りだけしっかりと加湿をしたいと考えている人には最適な商品となります。

寝ているとき、勉強をしているとき、仕事をしているときなど、自分の周辺を加湿することで、肌ケアができますし、インフルエンザの対策にもなるでしょう。アロマの香りだけでなく、部分的な加湿をしたいと考えている人には最適です。

また、水によって精油を薄めるので、ペットや子供がいる家庭でもおすすめです。体が小さいペットや子供などは、精油の影響も強く受けると言われています。そんなペットや子供がいる家庭でも、水によって精油が薄まるタイプなら、他のディフューザーよりは安心して使うことができるでしょう。

火を使わず、電気で動くタイプなので、ペットや子供がディフューザーを倒してしまっても安心です。部分的な加湿をしたい、強く精油の影響を受けるのは避けたいと考えている人は、ミストが噴射されるタイプの利用を考えてみてはいかがでしょうか。

 

ここでは、ミストが噴射されるタイプと一般的な加湿器との効果の違い、それぞれの種類や設置場所、どんな人に向いているのかについて解説しました。

加湿機能がついたディフューザーは、多少の加湿効果がありますが、その効果が得られる範囲が限定的です。ただ、自分の周りだけ加湿をしたい人には最適なアイテムとなるでしょう。

また、水で精油を薄めるので、精油の効果を強く受けたくない人にも最適な商品となります。アロマディフューザーを購入する際には、自分の用途に適しているかをよく確認して選ぶようにしましょう。

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