アロマは体の調子を整えるのにもおすすめ!選び方と楽しみ方とは
アロマは香りを楽しむものですが、それだけではありません。体の不調の改善や季節の変わり目の体調変化をコントロールする役割も果たしています。また、アロマディフューザーを使用しなくても気軽に楽しめるのがポイントなので、これからアロマがある生活を送ってみたい人は、ぜひ参考にしてください。
アロマは季節の変わり目に起こりやすい体調変化に有効!
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、アロマを有効に活用してみましょう。
不調を解消するためにアロマを使ってみよう
現在は五感美容という言葉があるように、五感のなかでも臭覚を研ぎ澄ます美容方法が取り入れられています。そのなかでもアロマの香りは、季節の変わり目に起きやすい体調変化や不調の解消に有効です。
ドラッグストアやコンビニエンスストアでもアロマの香りを楽しめる入浴剤が販売されていますが、アロマの香りによりリラックス効果を得たり、気分を高めたりすることができます。
体調を整えるのにおすすめのアロマ
さまざまなアロマが、悩みや不調の改善に役立っています。
冷えを治すローズマリー
冷えに悩む女性は多いでしょう。とくに、手先や足先といった体の末端が冷えてしまい、ひどい状態だと感覚を失ってしまう場合もあります。
そのため、冬の寒い時期に凍傷になってしまうことを予防するためにも、アロマを上手に活用しましょう。ローズマリーは有名なアロマで、若返りのハーブといわれています。
心の元気を取り戻し、明日への活力を与えてくれるので、1日の終わりに浴槽に数滴垂らして使用するのがよいでしょう。また、朝に元気な状態で過ごせるように、寝室にローズマリーを数滴垂らすこともおすすめです。
頭痛の解消にペパーミント&ラベンダー
頭痛も女性に多い悩みです。頭痛は頭皮が固くなり、血行が悪化することで発生することがあります。また、仕事や家事、育児、介護などのストレスが重なると、体が緊張状態に陥り呼吸が浅くなることも。
そのときに、肺で充分に酸素と二酸化炭素の交換ができず、肩で呼吸してしまうような状態になります。人間は1日に2~3万回は呼吸するので、そのような浅い呼吸を1日中行っていたとすると、頭痛が発生してもおかしくありません。
頭痛を防止するためには、ペパーミントとラベンダーが有効です。こちらのアロマは緊張状態をやわらげてくれるので、頭痛の解消だけではなくストレス解消効果も期待できます。
凝り固まった首や肩にアロマオイルを適量付けてマッサージすると、心地よくリラックスできるでしょう。
生理痛の改善にラベンダー&クラリセージ
生理痛の症状は人それぞれですが、毎月数日~数週間にわたり体が不調になるので、大変な思いをしている女性は少なくありません。生理痛の改善でおすすめのアロマは、ラベンダーとクラリセージです。
こちらのアロマは、女性ホルモンのエストロゲンの成分によく似ているといわれています。エストロゲンはテストステロンとは違い、精神を落ち着かせて穏やかな気持ちにさせてくれます。
生理痛で苦しんでいるときは、イライラしたり不眠に悩んだりして精神状態が安定していないことがありますが、アロマの香りで心が穏やかになります。
疲労回復にグレープフルーツ
疲れているときは酸っぱいものを口にすると疲労回復効果があるといわれています。食べ物の場合、梅干しやグレープフルーツなどがおすすめです。
アロマでも同じく、グレープフルーツの香りは、疲れがとれるだけではなく、モチベーションアップにも効果的。気分が明るくなるでしょう。
足のむくみ解消にジュニパーベリー&レモン
ジュニパーベリーとレモンは、リキュールのジンと同じ香りです。ジンを飲んだことがある人には馴染みの香りでしょう。
デスクワークや通勤などで足がパンパンにむくんでしまったあとは、こちらのアロマを活用するのがおすすめです。むくんだ足を優しくマッサージすると、むくみ解消の効果があるといわれています。
アロマディフューザー以外の楽しみ方
こちらではアロマディフューザー以外に香りを楽しめる、手軽な2つの方法を紹介します。
アロマ吸入
自宅にいるときはアロマディフューザーを使用できますが、外出先や職場などではそれが難しくなります。そこでおすすめの方法がアロマ吸入です。
やり方は簡単で、ハンカチやタオルに1~2滴のアロマを垂らすだけです。気分を変えたいときに、ハンカチやタオルに染み込ませたアロマを吸入しましょう。
アロマバス
好きな香りに包まれて1日を終えたいときは、アロマバスがおすすめです。浴槽に3~5滴アロマを垂らすだけで素敵なバスタイムになります。ただし、家族と一緒に生活している人は、家族と相談してから使用するようにしましょう。
まとめ
特別な道具がなくてもアロマは楽しめるものです。しかし、アロマを使用するときには注意点もあります。それは、適量を守ること。ほんの数滴垂らすだけで充分に香りを楽しめます。
毎日アロマを使用していると感覚が慣れてきて刺激を受けにくくなるときがありますが、付け過ぎには注意しましょう。状況によっては、職場や家庭で香りのトラブルになる可能性があります。