業務用アロマディフューザーにはどんな種類がある?
アロマの香りでリラックスしたいというニーズに応えさまざまなアロマ製品が販売されてきました。しかし、実際に使うとなると自社に合うのはどれなのか悩んでしまいます。そこで今回は業務用アロマディフューザーについて見ていきたいと思います。
進化し続けるアロマディフューザー
アロマ専門ショップなどでお洒落な形のアロマ器具を買って、芳香のやり方はろうそく式というのがほとんどだったので、なるべく近くにアロマ器具を置いたり、時折鼻を近づけるなどして香りを確認したりといった感じで使っていた人は多いと思われます。
つまり、今までのやり方では、せっかくの良い香りが広がらなかったのです。そのために、一度試したけど効果がいまひとつだったので止めたという人も多いことでしょう。アロマディフューザーとは、アロマオイルの香りを拡散させるアイテムとして登場しアロマを楽しみたいという人たちの救世主となっています。
超音波式アロマディフューザーは、水を使うので雑菌が心配ですが、使用する水の量は少ないので手入れさえ怠らなければ大丈夫です。その手入れが面倒臭いという方が多いのは事実ですが、ミストが吹き出すところをみたいという方にはおすすめです。その名のとおり超音波でアロマオイルをミストにして吹き出し部屋中に拡散させる方式で、水が使われているので加湿効果も期待できます。
水を使わない噴霧式もあり、アロマ精油の原液をそのまま使用するのが特徴です。容器に原液を垂らして使用するタイプと、アロマ精油が入った瓶ごとセットできるネブライザー式という便利な種類もあります。さらに、アロマ精油の瓶にリードといわれる植物性の棒を差してオイルを吸い上げて香りを広げるタイプなどいくつか種類があります。
さまざまな場面で効果を発揮するアロマディフューザー
アロマディフューザーは、アロマの香りを拡散させるために開発されたマシンですが、使い方や種類によってその拡散範囲を調節することが可能です。普通のアロマディフューザーは6畳~8畳の部屋の広さに対応しているものが多く販売されています。
噴霧式のアロマディフューザーは、水を使用せず精油をそのまま噴霧するというシステムなので、タイマー間隔を短くしたり強弱調節によっては20畳くらいの広さまで効果を期待できるものもあります。さらに広い範囲に香りを拡散したいというニーズに応えて登場するのが、業務用アロマディフューザーで個人の部屋の範囲を超えたオフィスやサロン、美容室やエステなどへの導入が期待されています。
エステなどでは店側が以前から積極的にアロマを焚いていましたが、オフィスや介護福祉施設ではアロマによって社員やスタッフへ癒やしを与えるという発想すらありませんでした。業務用アロマディフューザーであれば、最大で40畳の部屋まで対応できる製品があり、導入が遅れているオフィスや老人介護施設で活用するには適しています。
どちらも多くの人が集まる場所であり、仕事をする場所はストレスが溜まりやすく心身のリラックスは必要であり、老人介護施設ではみんなで体を動かすときなど広いスペースを使用するので、そのような場での活用と効果が期待できます。
業務用アロマディフューザーの導入コストが気になる
オフィスや老人介護施設、また美容室や理容室に業務用アロマディフューザーを置きたいけれど、費用が気になってなかなか導入に踏み込めないという経営者が多いと思われます。
たしかに業務用アロマディフューザーは値段がそこそこするため、小型のアロマディフューザーを複数購入して四隅に置くなどの方法をとっていたお店などもあるでしょう。小型のアロマディフューザーはもともとオフィスなどの広さを想定して作られていないので、40畳の広い部屋に置くと香りが分散されてしまって半径2メートルくらいの範囲しか香らないのです。
普通のアロマディフューザーにはタイマーが付いていて6時間、8時間とかで自動的にオフになってしまいますが、仕事中にいちいちスイッチ入れるのは煩わしいものです。アロマオイルのタンクが大きく、持続時間も長いものとなれば業務用アロマディフューザーを選ぶという方法もあります。
業務用アロマディフューザーを導入するにあたっては、まず初期費用がかかり、定期的なランニングコストもかかります。ランニングコストの要因になるのがアロマオイルの値段であり、拡散範囲が広くなればなるほど高くなる傾向にあるので、そういった点がオフィスや老人介護施設やホテルなどにいまひとつ導入が進まない足かせになっているものと考えられます。
そこで検討したいのが購入ではなく、定期メンテナンスも期待できるレンタルです。さまざまなレンタル会社があるようなので、導入する施設に合ったレンタル方式を検討してみるのも良いでしょう。
業務用アロマディフューザーを導入することで、店舗だとお客様が喜ぶだけでなく働くスタッフも気分良く働くことができてみんながハッピーになれます。導入コストが一番気になるところですが、レンタルなども検討してみてはいかがでしょうか。