噴霧式アロマディフューザーの仕組みとは?賢い選択をするためのヒント
アロマディフューザーはアロマの香りを楽しめる道具です。簡単なものだとハンカチやティッシュにアロマオイルを垂らして香りを楽しめますが部屋全体に香りをただよわせるのは難しいです。そこで活躍するのがアロマディフューザーです。今回はそのなかでも噴霧式アロマディフューザーについて解説します。
噴霧式アロマディフューザーとは?
アロマディフューザーにはさまざまな種類があります。どんな使い方や仕組みなのかを知っておくことで、自身に合うものはどんなものか選びやすくなるでしょう。
噴霧式アロマディフューザーの仕組み
噴霧式アロマディフューザーは空気圧の差を利用してオイルを吸い上げ空気中に霧状に噴射します。超音波式のものは超音波の振動で水とオイルを混ぜていますが、噴霧式はオイルのみを噴射しているのが異なる点です。
オイルを直接機械にセッティングして使います。専用のオイルしか対応していない商品、一般的なオイルに対応している商品があるので購入前にチェックしておきましょう。
噴霧式アロマディフューザーの使い方
噴霧式アロマディフューザーの使い方はシンプルで、オイルを機械にセットして後はスイッチを入れるだけです。火をつけたり水をタンクに入れたりといった手間がないので準備が面倒、衛生面が気になるといった方におすすめです。
オイルの原液を使うため、オイルを吸い上げるノズルがオイルで詰まってしまうことがあります。詰まらないよう定期的に掃除をしてください。
噴霧式アロマディフューザーの効果とメリット
噴霧式アロマディフューザーのよい点はどんなところでしょうか。自身のライフスタイルに合うかどうかチェックしてみてください。
噴霧式アロマディフューザーの効果
噴霧式の特徴は、オイルを原液のまま吸い上げ噴射するので、濃度の高い香りが楽しめることです。ほかの方式のアロマディフューザーだと香りが薄いと感じている方におすすめです。水や熱を加えないので、アロマオイル本来の香りが楽しめるでしょう。
噴霧式アロマディフューザーのメリット
噴霧式のメリットはオイル原液の香りを楽しめる点で、本格的に香りを楽しみたい方におすすめ。香りの拡散力も高いので、広いリビングなどで使いたい場合に役立つでしょう。また水を使う超音波式は雑菌が繁殖するためこまめな掃除が必要ですが、噴霧式は水を使わないので雑菌への心配がありません。
その代わりに吸い上げノズルにオイルがこびりついたり詰まってしまったりすることがあるので、専用クリーナー、無水エタノールを噴射させるなどして詰まらないよう掃除する必要はあります。また水を入れるタンクが必要ないのでコンパクトでスタイリッシュな商品が多いです。
充電式でコードレスタイプの商品もあるので、気分を変えたい時は寝室、リビングなどに持ち運びやすいでしょう。コードレスなら子どもの手の届かないところにも置きやすいです。
業務用の噴霧式アロマディフューザーの選び方
家だけでなく店舗で噴霧式アロマディフューザーを利用したいと思ったらどんな商品を選べばよいのでしょうか。業務用商品の選び方について解説します。
家庭用を使ってもよい?
家庭用の噴霧式アロマディフューザーを使っても問題はありませんが、店舗の場合面積が広い、天井が高いことが多いので、家庭用アロマディフューザーではせっかくの香りが広がらない可能性があります。
店舗は空調もパワーが強いので家庭用アロマディフューザーでは力不足を感じるでしょう。狭い個室で利用するといった条件でない限り、業務用の商品を使うのが賢明です。
業務用噴霧式アロマディフューザーを選ぶ際のポイント
業務用の商品はまず店舗の広さに見合ったパワーがあるかをチェックしましょう。さらに香りの強さが細かく調整できるものがおすすめです。調整機能があれば店舗の広さが変わっても対応でき、利用客の反応によっても香りの調整ができます。
また店舗でアロマの香りでリラックスしてほしいという場合、大きな稼働音がする商品はやめておいたほうがよいでしょう。
なるべく稼働音が小さい商品を選びましょう。業務用の商品はタイマー機能がついているかどうかも重要です。営業時間や営業日、定休日の設定ができるものだと、つけ忘れや消し忘れの心配が減るので管理が楽になるでしょう。
またオイルの購入しやすさも確認しておきましょう。専用のオイルしか利用できないのか、一般的に販売しているものも利用できるのか、オイルの購入の手間がかからないかも重要です。
まとめ
近年、アロマオイルを楽しむ方法はたくさんあります。ハンカチにしみこませてみたり、入浴時にバスタブに入れてみたりする方法が手軽ですが、部屋でもアロマオイルを楽しみたい場合はアロマディフューザーを購入するのがおすすめです。
そのなかでも噴霧式は水でオイルを薄めたり火を使って温めたりしないので、使い方が簡単かつ安全。オイルを機械にセットしてスイッチを入れればオイルの香りを楽しめます。水を入れるタンクが必要ないためコンパクトでスタイリッシュな見た目をしているのも特徴的。
店舗などで業務用のものを取り入れる場合は、稼働音の大きさ、店舗の広さに対応しているか、オイルの購入しやすさなどをチェックするとよいでしょう。