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【臭い(消臭)対策⑤】ホテル編

公開日:2019/11/01  最終更新日:2019/10/23


ホテルではそれぞれ独自に臭い対策を行っているところも珍しくなく、たばこや食べ物の臭いなどがするときは空気清浄機などで空気の入れ替えを行って、さらに消臭スプレーで消臭・脱臭対応をしています。また、部屋以外だと業務用アロマディフューザーを使って消臭することもあります。ここでは主な対策について紹介します。

ホテルの主な臭い対策は換気や空気清浄機

どのホテルでもチェックアウトをしたらきちんと清掃をしていて、ベッドメイクのスタッフが室内のごみ捨てやシーツやタオルの交換、浴室掃除から部屋の掃除まで短時間でします。ただ、目に見えるゴミやシーツ交換に比べて臭いの対処が難しく、客室に強い臭いが残っているときにはそのための対策を考える必要があります。

一番手軽なのは換気で、部屋の窓を開けてから部屋の空気を入れ替えます。臭いが弱いときや十分に時間があれば換気で室内の嫌な臭いは完全に取れますが、強いときやチェックアウトの数時間後に宿泊客がくるときは完全にとることは難しいです。

次に市販の空気清浄機を使う方法もあり、ファンの力で室内の空気を循環させて清浄機内部のフィルターで吸着させて脱臭します。ただ、本来はほこりや花粉など微粒子を取ることが目的なので臭いはあまり得意ではなく、吸着しても完全に分解できません。全ての部屋へ設置するには場所を取りますし、清掃のときに運んでくるのも重たいです。

もう一つはオゾン発生器で、脱臭と除菌に効果があって、オゾンは臭いの分子と結びついて分解させます。ほぼ完全な脱臭を短時間で実現可能で、例えば強力な発生器だと5分から10分で室内の脱臭を終えることが可能です。これは、喫煙室が多いビジネスホテルや外国人観光客が多いホテルなどで愛用されています。オゾン発生器だと手間をかけることなく消臭が出来るのも魅力です。

一流ホテルではフロントで業務用アロマディフューザーを採用

一流のホテルではフロントなど広い場所では業務用アロマディフューザーを使っていることも珍しくなく、天然アロマオイルの香りを演出しています。フロントやブライダルサロン、一部の客室フロアでも業務用アロマディフューザーを使っています。

使うアロマはそれぞれのホテルで違いますが、例えばローズウッドやオレンジなどをブレンドし甘い中にも落ち着きがある花の香り、サロンや客室フロアだとレモンやライムなど爽やかな柑橘系の香りで、リラックス効果以外に消臭・殺菌効果もあります。ブライダルエステだと相談にきた方の緊張を和らげる目的もあります。

良い香りでも個人によって好みがあるので、業務用アロマディフューザーは広い空間だけで使っていてあまり強くならないように注意しています。利用者も言われてみてから初めて気が付くという程度の香りが漂うだけで、無意識のうちにリラックス効果を与える香りが良いようです。

香りの好き嫌いでは一番嫌がられる一つにたばこがあり、喫茶店や飲食店でも禁煙席でも喫煙席から漏れるたばこの煙で臭くなることは多いです。そのためホテルによっては、ほとんどの場所で禁煙になっていることも多く、昔は披露宴などでもテーブルへ灰皿が置いてあることが当然でしたが、近年は周囲への気遣いや健康ブームのため、禁煙の要望をする利用者も増えています。全て禁煙になるとクレームがでそうですが、実際はあまりなくて喫煙できる場所を聞かれることも多いようです。

アロマの活用は施設やショップでは必須化

近年では様々な施設やお店などで業務用アロマディフューザーが採用されていますが、初期の頃は匂いが弱いことや広い部屋対応でなかったり、何度もオイルの交換やお手入れなどが面倒だったりと色々と問題がありました。しかし、品質がアップしてこのような問題も全てクリアして本来のアロマの効果を発揮しています。

狭い空間用から40畳程の中規模な物、ホテルや百貨店に、大学の講堂や図書館などで使える80畳ほどなど色々あります。2週間から1ヶ月に1度ぐらいのオイル交換で手間もかからず、水を使わないのでカビや雑菌にも強いです。

旅館などで使うときには、エントランスをくぐると深い深呼吸をしたくなるような疲れた心身を解きほぐす上質な香りが漂います。日本人以外に天然の香りを知る外国の観光客もくつろげる上質な空間を演出して人をもてなします。エントランスはホテルの顔というべきところなので、心地いい香りがするとあの香りが忘れられないと感じるような記憶に残る匂いを演出し、中には香りで選ぶというお客も増えていてオリジナルの香りを調合すれば集客も見込めます。

老舗旅館でもコンセプトを大切にした旅館でもお客をもてなすことは主流で、トップノートだと男女ともに人気がある柑橘系のアロマで人を爽やかな香りで導いてくれ、ミドルノートで日本を印象づけるゆずやヒノキの精油を採用し、終わりにオリジナルを加えれば記憶にも残りやすいです。単体で使うのも良いですが、いくつかアロマをブレンドすると角がとれて調和したものが楽しめるのも天然アロマの特徴です。

 

どのホテルでも臭い対策では苦労をしているようで、換気や空気清浄機、消臭スプレーから一流だと臭いが消えるまでは貸し出さないなど工夫されています。その中で業務用アロマディフューザーは消臭よりも、主にさりげない香りで演出して、リラックスや心地よくなってもらうために使うことが多いようです。

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