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プルースト効果とは?香りは記憶に残りやすいのはなぜ?

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/05/08


香りで当時の記憶が蘇った経験を誰でもしているでしょう。当時の思い出が良ければ嬉しい気持ちになりますが、よくない思い出のときは暗い気持ちになってしまいます。香りと上手に付き合うことで、よい記憶が蘇るようになるので、積極的に活用しましょう。最近では認知症の改善を目的として活用されています。

香りで記憶が蘇るプルースト効果とは?

日本人は外国人のように香水を使用する機会が少ないですが、香りを上手に活用することで良好な人間関係を構築できるようになるでしょう。

香りで記憶が蘇る

金木犀の香りがすると季節の変わり目を認識することや、塩素の香りがするとプールを思い出すというように、香りで記憶が蘇ることがよくあります。意識して記憶を思い出そうとしているわけではありませんが、自然と当時のことを思い出してしまいます。

この秘密は脳にあります。香りと記憶を結び付けているのは脳なので、その当時の感情や記憶が呼び起こされるようになっています。そのため、すぐに結びつくようになっているのです。

脳に直接働きかける理由

嗅覚は、原始時代に発達せざるを得ない器官でした。現在のように人間が安全に生活を送れる環境ではなかったので、獣から身を守るために臭いに敏感にならなければいけません。日中の明るい時間帯だけではなく、夜間の暗闇のなかでも動物から身を守るために臭いを察知していたといわれています。その名残から、現在も脳に直接働きかけるようになっています。

プルースト効果とは

フランスの小説家であるプルーストの著書のなかに、香りで記憶が蘇る文章が記載されているため、このような名前が付けられました。小説のなかに、マドレーヌが焼けたにおいで当時の記憶が蘇るという文章が記載されています。

香りと上手に付き合う方法

ラベンダーの香りはリラックス効果をもたらすと一般的には知られていますが、必ずしもそうであるとは限りません。ラベンダーの香りで当時の嫌な記憶が蘇る人もいます。そのため、香りと上手に付き合うためには、自分のよい記憶を引き出してくれる香りを生活のなかに取り入れることが大切です。これはラベンダーの香りだけではなく、シトラスの香りやヒノキの香りも同様です。

積極的に活用しよう

最近では、おしゃれを楽しむためのアイテムや、リラックスしたいときのアイテムとして活用するだけではなく、認知症の改善を目的として活用されています。小さい子どもが母親の身に付けている洋服のにおいを嗅いでいると、安心して眠ってしまう現象と同じような効果を期待しています。芳香療法として注目を集めているので、今後の進展に期待が持てます。

香りを活用することで印象アップ

自分の印象をアップしたいと考えている人におすすめです。手軽に印象をアップできるようになっています。

香りの印象と人物が結びつく

よい香りを身に付けることで好印象を与えられるでしょう。香水を付ける前に、体を清潔に保つようにしましょう。体臭や汗をなくすことで、よい香りが充満するようになります。ただし、汗を無理やり抑えようとしないほうがよいでしょう。

とくに気を付けなければいけないのがデオドラントスプレーです。香水を付ける前にデオドラントスプレーを体につけてしまうと、香水と混ざり合ってしまいます。不快な思いをさせてしまうかもしれません。自分だけではなく、周囲の人のことも考えて楽しみましょう。仮に、爽やかな人というイメージを相手に与えたいと思ったときは、柑橘系やシトラス系の香水を選択してください。

よい香りをつくること

公衆の面前で香水を付けるときは、印象アップのために活用しましょう。香りが強いと感じたときは、無水アルコールやエタノールを活用すると、香りの強さを抑えられます。頻繁に香水を活用していると感覚が麻痺してくるので、親しい人に香水の強さを定期的に確認してください。

耳の後ろやうなじなどに付ける

温度が高い場所は香りが拡散しやすいのでおすすめです。耳の後ろ、うなじ、手首などに付けてみましょう。さりげなく動いてみると香りが充満します。

記憶に残りやすい香りの種類

どのような香りでも問題ないわけではありません。爽やかさを感じられる香りを選択しましょう。

爽やかさを感じられる香り

ローズマリー、レモン、ユーカリなどの香りは記憶に残りやすいといわれています。疲れている脳を回復させる効果が期待できそうです。このような香りは香水だけに活用されているわけではありません。

飲み物やお菓子にも活用されているので、あらゆる場面で五感を活用してみましょう。そして、眠る前のリラックスしたいときではなく、リフレッシュしたいときや、勉強や仕事に取り組むために集中力を高めたい場面で活用すると効果が期待できます。

まとめ

一般的に知られているよい香りも、自分にとってはよくない記憶を蘇らせる香りとなってしまう場合もあります。そのため、香りと上手に付き合うようにしましょう。記憶に残りやすい香りを身に付けたい人は、ローズマリーやレモンなどの爽やかな香りを選択しましょう。ただし、香水の付けすぎには注意してください。周囲の人に不快な印象を与えないようにしましょう。

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