ストレス軽減や解消に効果のあるアロマ!種類や選び方について伝授!
香りを楽しみながら、心身へのさまざまな効果も得られるアロマ。上手に取り入れるだけでストレス軽減やリラックス効果、睡眠の質改善といった効果も実感しやすくなります。そこで今回は、ストレス軽減にとくに役立つアロマを紹介します。アロマの選びかたについても解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
アロマがもたらす効果
アロマとはテラピーは、植物から抽出した香り成分の精油(エッセンシャルオイル)を使って、心と体の健康に役立てていく自然療法のことです。具体的には、次のような効果が期待されます。
・リラックス効果
・リフレッシュ効果
・ストレス解消
・免疫力の強化や調整
・病気の予防
・睡眠の質向上
アロマテラピーは、さまざまな方法で生活に取り入れることができます。もっとも簡単な方法の一つが「芳香療法」です。芳香療法とはアロマディフューザーやアロマポットを使い、精油の香りを拡散させて楽しみます。アロマディフューザーなどがなければ、ハンカチやティッシュにオイルを数滴垂らしてもOK。枕元やデスクに置くと、効果も感じやすくなるでしょう。
その他、無水エタノールに混ぜた精油をお湯に注ぎ、手や足または全身を浸ける「沐浴法」や精油の香りを鼻や口から直接吸入する「吸入法」などがあります。それぞれ血行促進効果や呼吸器系の不調改善効果など、取り入れる方法によって得られる効果が変わるのもアロマテラピーの魅力です。
ストレスを軽減し自律神経を整えるアロマ
アロマを取り入れると自律神経が整い、ストレスの緩和や軽減も期待できます。ここでは、自律神経を整えるのに効果的なアロマを6種類紹介します。
ラベンダー
アロマの代表的な香りといえば「ラベンダー」です。フローラル系で馴染みやすく、アロマ初心者の人でも取り入れやすい香り。鎮静作用とリラックス効果も期待できることから、気持ちを落ち着かせたいときや、不眠気味の人におすすめです。マッサージやスキンケアにも使えるので、生活のさまざまなシーンで役立ちます。
ベルガモット
「ベルガモット」は甘すぎない柑橘系の香りです。甘い香りが苦手な男性でも取り入れやすい、爽やかな香りが魅力。高い鎮静作用とリフレッシュ効果があり、自律神経の調整やストレス緩和、食欲不振の改善にも役立ちます。
ゼラニウム
ローズ系の華やかさとハーブのような少し青みがかった爽やかさを併せもつのが「ゼラニウム」の香りです。女性ホルモンのエストロゲンに作用する香りと言われ、女性特有の生理不順やPMS(月経前症候群)、更年期症状の緩和にも役立ちます。自律神経を整えるのに効果的なアロマなので、もちろん男性にもおすすめ。心の強ばりを緩めて、不安やストレスを和らげてくれます。
ヒノキ
優しい樹木の香りが楽しめる「ヒノキ」も、自律神経を整えるのに効果的なアロマです。森林浴をしているような清潔感のある香りには、脳と自律神経の活動を鎮静化する働きがあります。血圧や脈拍の乱れも整え呼吸を深くしてくれるので、緊張して眠れないようなときにもおすすめです。
オレンジ・スイート
甘さもある爽やかな香りが人気の「オレンジ・スイート」はリラックス効果の他、高揚作用や浄化作用、消化促進も期待できます。イライラやモヤモヤしたときにも、柑橘系のフレッシュな香りがピッタリです。抗菌・抗ウイルスなどの作用もあり、肌への刺激が少ないことから年齢を問わず使えます。
グレープフルーツ
フレッシュで爽やかな香りが人気の「グレープフルーツ」は、自律神経のなかでも交感神経を活発にしてくれるアロマです。血行やリンパの流れをスムーズにする働きがあるため、むくみが改善されて体がスッキリする効果も期待できます。ちょっと気分が落ちているとき、明るく前向きな気持ちになりたいときにおすすめです。
ストレス解消に効果的なアロマの選び方
ストレス解消に役立つアロマを選ぶなら、次の3つのことに気をつけましょう。
アロマディフューザーで使えるオイルを選ぶ
アロマを毎日の生活に取り入れるなら、アロマディフューザーの使用がおすすめです。アロマディフューザーとは精油の香りを空間に拡散させる器具のことですが、専用オイルが必要となります。「フレグランスオイル」や「ポプリオイル」は使えないので注意しましょう。会社や家のリビングといった広い空間に香りを広げるなら、お手入れも簡単でこまめなオイル補充の必要がない「業務用アロマディフューザー」も便利なアイテムです。
天然成分100%のオイルを選ぶ
アロマディフューザーに使えない以外にも「精油」や「エッセンシャルオイル」をおすすめする理由があります。それは人工的な成分がオイルに混ざっていると、劣化や効果が薄まる可能性があることです。合成香料といった人工的な成分が混ざっていないほうが、オイルの効能も感じやすくなります。
あなた好みの香りを選ぶ
アロマをストレス解消に役立てるなら、あなたが心地いいと感じる香りを選ぶのが1番です。おすすめした「ラベンダー」や「ベルガモット」は自律神経を整えてくれるオイルですが、使ってみて「あまり好みではない」と感じるなら避けたほうがいいでしょう不快に感じる香りではアロマ本来の効果を感じにくく、人によってはストレスになることもあります。
まとめ
嗅覚を使って楽しむアロマの香りは脳に直接作用するため、自律神経を整える高い効果を発揮してくれます。アロマディフューザーで香りを広げて楽しんだり、入浴のときにお湯に垂らしたり、アロマオイルはマッサージに使うこともできます。そのときの気分や症状を感じながらアロマを上手に取り入れて、自律神経を整えるために役立ててみてください。