業務用アロマディフューザーはアレルギー体質でも使える?
業務用アロマディフューザーを導入したいと考えている人の中には、自分自身や同じオフィスにいる人がアレルギー体質であることが心配になる人もいるはずです。アレルギー体質の人がいる場所で使用しても問題ないのか、どういった場合にトラブルが起こってしまうのかといった詳細な内容を知っておき、安心して使えるようにしておくことが大切だと言えます。
業務用アロマディフューザーでアレルギー反応が出ることは少ない
実際にアロマディフューザーやアロマオイルを利用したことがある人の中には、これらを利用することで咳や鼻水などのアレルギー反応のような症状が出てしまった経験を持っている人もいるかもしれませんが、湿疹などのひどい症状が出てしまうことは極めて稀だと言えます。
植物などから抽出された精油を利用する場合、マッサージなどで多量に肌に塗り込むことによってかゆみや湿疹が出てしまう可能性はありますが、業務用アロマディフューザーでそのような問題が起こるケースは少ないです。アロマオイル専門店などでも、植物アレルギーがあったとしても、その植物から抽出されたオイルを使用するのであればアレルギー反応を引き起こすことはほとんどないと説明していることが多いと言えます。
直接肌に触れることがないアロマディフューザーであれば、より安心だと説明されていることも多いため、ほとんどの人は安心して使うことができます。業務用アロマディフューザーが原因でひどいアレルギー症状を引き起こしたという事例も報告されていないので、体質の問題が心配な場合でもトラブルが起こることはほとんどないと考えておいて良いです。
どうしても心配な場合はアレルギーのある植物からつくられたオイルは使用しないようにしたり、取り入れるときは少しずつ使って様子を見てみるという方法で試してみると良いでしょう。
アロマの匂いが刺激となって咳が出ることはある
業務用アロマディフューザーで咳や鼻水が出た経験がある人もいるかもしれませんが、これは副交感神経を優位にするアロマオイルを使用していた可能性が高いです。副交感神経を刺激してしまうと咳などが起こりやすくなるので、これをアレルギー症状と勘違いしてしまう人もいます。
スイートオレンジやカモミール、ラベンダーなどを始めとする一部のアロマオイルは咳が出やすくなることがあるので要注意です。反対に交感神経を優位にするものであれば、こういった症状を防ぎやすくなります。ローズマリーやユーカリ、レモングラスなどは咳などを防ぎやすいアロマとして有名です。
咳が出ている場合でもアレルギーではなく、神経が刺激されたことが原因である可能性が高いので、その場合は違った種類のアロマを取り入れてみることをおすすめします。咳を防ぎやすいものを採用してみて問題が感じられなくなったのであれば、アレルギーではなかったと判断することができるはずです。
販売しているオイルには効果について詳細に記載されていることが多いので、これを参考にして刺激が少ないと感じられるものを選ぶことが大切だと言えます。アロマディフューザーを設置してから気になることがある場合はアレルギーだと判断してしまうのではなく、選んでいるオイルの種類に問題があるかもしれないと疑ってみるようにしてください。
心配な場合はオイルに注意しておこう
基本的にはアレルギー症状を引き起こすことがないので、業務用アロマディフューザーを使用するときに過度に心配する必要はありません。けれども、アレルギー症状が起こったときにはかなり苦しくなってしまうなどの理由からどうしても心配だと感じられる場合は、オイルの選び方に注意しておくと良いです。
オイルには精油と合成品がありますが、天然植物のアレルギーがある場合は敢えて合成品を選択することもできます。販売されているアロマオイルの種類は多種多様なので、仮に複数の植物にアレルギーがあったとしても、それらを避けて商品を選ぶという方法を選択することもできるでしょう。
品質が悪いものを吸引すると身体に悪い影響が出てしまう可能性もあるので、天然成分100%の精油でなくても純度が高いものを選ぶようにするなど気をつけておくことが大切だと言えます。近頃は非常に安くオイルが販売されていることもありますが、かなり安い場合は粗悪品で純度が悪いことが多いです。
そういったものを選ぶと、本来ならアレルギーが出るような物質が含まれていなくても不調の原因となる恐れがあるので、品質も重視して選ぶことが大切だと言えます。業務用アロマディフューザーは安心して使いやすいものですが、不安がある場合は使用するアロマの選び方を工夫し、問題が起こりにくいものを選ぶようにしてください。
業務用アロマディフューザーを使うときにアレルギー症状が起こる可能性は極めて低いですが、選ぶオイルによっては咳が出てしまうようなケースもあります。基本的には心配する必要がありませんが、オイル選びを工夫することでより安心して利用できるようになるでしょう。